皆さんこんにちは♪
地球のかけら平尾台です。
めっきり春になり、もう間もなく初夏を迎える平尾台、一雨降るごとに植物がうお~待ってましたと言わんばかりに成長しています。
さて、先日、プロトレイルランナーの石川弘樹さんがプロデュースした「平尾台トレイルランニングレース2022」が行われ、私たちも、非常に微力ですがお手伝いさせていただきました。
今日は、平尾台の楽しみ方番外編として、レースとトレイルランニングについて記事にしてみました。
目次
1.平尾台トレイルランニングレースとは?
日本で最初のプロトレイルランナーの石川弘樹さんがプロデュースしたトレイルランニングレースです。
何でこんなに走り姿がかっこいいんだろう...。
2010年に第1回大会が行われ、今年で12年目を迎えます。
※途中、何度か中止になっております。
石川さんのメッセージを引用させていただいております。
北九州・平尾台に広がる「トレイル」の美しさ、「景観」の素晴らしさに私はこの地へ足を踏み入れる度、「いいね~!」と実際に言葉してしまうほど感動させられます。私はこれまでトレイルランナーとして国内をはじめ世界中のトレイルを数多く走ってきましたがこの平尾台は「見て、感じて、走って」楽しめる特別なフィールドのひとつです。ここは日本か!?と感じさせるカルスト台地の広大な景色の中に、歩く・走るのに丁度いい起伏と緩やかなラインで伸びたトレイルが無数に広がり、足を踏み入れるものを魅了させてくれます。走りながら感じる「気持ちが良い」とはまさに平尾台のトレイルのことを言うのではないでしょうか。例年、レースの時期は、野焼きが終わり、山肌があらわになったところに若い春の息吹を感じる緑が生え揃っていてそれは風情のある景色になります。天候が良ければ、視界も開け、眺望の利く場所からは海は周防灘、山は名峰福知山を眺めることもできます。気持ちの良いトレイルのコンディションに見事な自然のロケーションに恵まれた平尾台をぜひ多くのトレイルランナーと、自然で遊ぶ、楽しむ人々にこの魅力を堪能していただきたいと思います。このような場所でレースが開催されることはとても魅力的であって大変貴重でもあります。その背景にはこの平尾台の自然を保全してきた人々とその歴史があって、地域・地元の方々のトレイルランニングに対する理解と運営への協力があるからです。レースの各エイドステーションはそれぞれ地元の方々がランナーを迎えてくれます。そんな走る楽しみと人々とのふれあいも楽しんでみてください。レース当日の天候が良ければすべてのランナーに思う存分平尾台のこの魅力あるトレイルを楽しんでもらえるのですが、雨天や濃霧などの天候悪化の場合には、選手や運営スタッフ安全はもちろんのこと、「貴重な自然環境の保全」を強く考慮するため、他レースに比べコースの変更が行われることが多いのも特徴です。ぜひ、参加されるランナーの皆さんにはこの運営理念をご理解いただいて持続可能なトレイル環境を守るレース運営にご協力ください。平尾台でのトレイルランニングの魅力を、広く多くの方々に知っていただき、いつまでも心から笑顔で楽しんでいただきたいと思います。 公式HPより引用
石川さんは、事あるごとに平尾台を紹介してくれています。ちなみに石川さんの携帯の待受けも平尾台!!
2.どんなところを走るの?コースの特徴など
平尾台トレイルランニングレースは基本的にシングルトラック(人一人が通れる幅)が特徴のコースです。また、平尾台は九州でも一二を競う野草の宝庫でもあります。トレイルのすぐ脇にはたくさんの野草、中には絶滅危惧種にも指定されている野草も普通に咲いています。
まずは、ロングコース40kmスタート!
レース序盤の風神山から茶ヶ床へ続く綺麗なシングルトラック!
この日は、雲一つない快晴で最高のコンディションでした。
遠くから見ると羊が群れているように見える事から羊群原(ようぐんばる)と呼ばれる箇所を抜けて大平山(おおへらやま)を目指します。野焼きした後に生えてきた植物が緑の絨毯となり、本当に羊が群れている間を走り抜けるているようです。
レース中盤から後半にかけてのハイライトはこちら!周防台~天狗岩にかけての綺麗な稜線。左側は行橋、苅田方面で遠くは由布岳や久住方面まで綺麗に見えますよ。正面方向は英彦山系が広がって見えます。
地球のかけらHIRAODAI(平尾台)中の人は、貝殻山中腹で応援してました。
3.レースの前と後はどんな事をしているの?
事前に、危険ヶ所のチェックや矢印板の設置はレースなので当然ですが、環境へのインパクトも考えて植物の調査なども行っています。
そして、今回より環境フットプリント(選手がどこから、どのような手段を使ってきたのか、どこに宿泊するのか)を可視化する取組みも始めたという事です。
①コース整備
レースがどれだけ、環境にインパクトを与えるのか?コースになっている所に貴重な植物など無いか?また、トレイルを外れるとカルスト台地と特有のドリーネというすり鉢状の穴があり、危険です。1000人近くが走るのでトレイルを外れ貴重な植物などを踏まないよう、さらに安全なルートを設定する必要があり、所々案内板などを設置していきます。
②環境保全、清掃活動
今回から、少しだけお手伝いをさせて頂く事になり、事前に野焼き後の平尾台を事務局の方と一緒にゴミを拾いました。今のゴミよりも圧倒的に多いのは昭和のビンや缶。
「こんなに、ゴミが捨てられているとか知らんかったぁ~」と驚かれていました。やはり人数が多いと短時間でも結構たくさんのゴミが拾えます。
ありがとうございました!
千仏鍾乳洞に近い貝殻山周辺のゴミを拾いました。
「結構、やりだすと楽しいねぇ~」なんて声や、コロナが収まれば参加者の方ともやりたいねぇ~といった声も上がり、本当にそういう日が来ればいいですね♪
写真はありませんが、レース後は石川さんと極わずかのボランティアの方でコースチェックと案内板の手入れなどを行っています。繰り返し繰り返し使えるように大切に手入れをします。こんな事まで自分の手でやるから信頼されるんだろうなぁ~と改めて思いました。
ハイカーとトレイルランナーの関係も巷では色々と言われていますが、お互いが理解し合う事が大事だし、同じ自然の中で楽しむ人間同士互いに楽しく過ごせるようになればいいですね。
最後に、石川弘樹さんをはじめ大会関係者の方、ボランティアの方、ハイキングを楽しまれた方々、ありがとうございました。
レース以外でも、平尾台を楽しんでいただければと思います。
平尾台は初心者が楽しめるハイキングやがっつり楽しめるトレイルランニング、沢登り、キャンプ、また、地下の世界は鍾乳洞を探検するケイビング(洞窟探検)などあらゆるアウトドアアクティビティができますよ!
最後までお読みいただきありがとうございました!
私たちと一緒にもっとディープで奥深い平尾台を楽しみに行きませんか?
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